新製品 研究用凍結装置のご紹介

ついに完成! 国産の研究用凍結装置
以前、輸入販売しておりました凍結装置の国産化に成功し、販売するに至りました。
長年に渡って試行錯誤を繰り返し、作成に困難を極めましたが、ようやくご紹介できる製品として仕上がりました。
1 凍結装置とは
この製品は、ジュールトムソン効果という物理的な現象を利用し、チップの先端を冷却、組織等を凍結することができます。
凍結させるため細胞や組織へのダメージを極力少なくして細胞や組織の除去、採取等の作業が可能です。
また、炭酸ガスボンベにつなぐだけで使用できます。物理的効果を利用しているため、電源は不要です。
ジュールトムソン効果とは、両側の圧力を一定に保ちながら膨張させた時に温度が変化することです。
本装置では、炭酸ガスボンベの圧を利用し、先端にて膨張した際にチップが冷却される現象を利用しています。
2 主な特徴1 - プローべと交換式チップ-
装置の先端部分(交換式チップ)内部にて、ジュールトムソン効果によりチップを冷却します。
ボンベを使用しているため、カートリッジ式と比べて凍結範囲が広くなります。
また様々な種類のチップをご用意できますので、目的に応じて使用できます。
(* 標準チップは2本、その他はオプション対応となります)
3 主な特徴2 - 選べる2タイプ-
弊社では2つのタイプをご用意しております。
① 一体型タイプ
一体型タイプは、レギュレーターとプローべが一体型になった小型タイプです。
ハンドガンのトリガーにより、凍結と解凍(デフロスト)を調整します。
先端のチップは交換式で、様々な種類に対応できます。
② 据え置き型タイプ
据え置き型タイプは、プローべが交換できるタイプです。
何度もチップを交換するような作業の場合、複数プローべを準備することにより作業効率が向上します。
またフットスイッチにより、凍結と解凍(デフロスト)が調整できるため、両手で作業しながら、凍結・解凍ができます。
4 凍結の様子
下記に凍結の様子をご覧いただける動画を用意いたしましたので、ご覧ください。
30秒の予備凍結の後、凍結を行い、最後に解凍(デフロスト)しました。
凍結の様子(画像)
内部まで凍結していることがわかります。
5 お問合せ先
本製品の詳しい性能やカタログの送付、ご質問等がございましたら下記リンクからお問合せください。
製品のお問い合わせ
* 本製品は研究用理化学機器です。