全自動包埋装置
LOGOS　ロゴス

Milestoneの所有する特許「マイクロウェーブ・ハイブリッド」包埋処理テクノロジーによるオールインワン組織包埋装置、それがLOGOSです。LOGOSは従来の自動包埋装置の電熱式抵抗加熱とマイクロウェーブの照射による、2種類の試薬の加熱方法を利用することができる、ハイブリッド方式の自動包埋装置です。電熱の抵抗加熱では処理槽(レトルト)を温め、マイクロウェーブは試薬に直接作用し、短時間で設定温度に到達することができます。また、マイクロウェーブは検体に直接接触することが無いため、安全な包埋処理が可能です。

■抵抗加熱処理モード(オーバーナイト包埋処理)
LOGOSは従来式の自動包埋装置と同様に、抵抗予熱による夜間の組織処理を実施することができます。包埋処理パラメーターはオペレーターのニーズに合わせて細かく設定することができます。
LOGOSは乳房組織検査のHER2、ER、PgR評価のCAP／ASCOガイドラインに適合します。

■マイクロウェーブ迅速包埋処理モード
高速脱水／透徹ステップでは、試薬がマイクロウェーブにより加熱にされ、より短い所要時間で包埋処理を完了します。
マイクロウェーブが試料に接触することは一切なく、安全に高速な自動包埋処理が可能です。

■追いかけ迅速包埋処理モード(デュアル・ラン)
LOGOSは二槽式の自動包埋処理装置で、左側に脱水・透徹用試薬を出し入れする試薬槽、右側に溶融パラフィンを貯蔵するワックス槽を持ちます。左の試薬槽で処理を終えたカセットラックは手動で右側のワックス槽に移し、パラフィン浸透ステップを開始することができます。このタイミングで、左側の試薬槽に新しいカセットラックを投入することができます。この機能を利用することにより、LOGOSでは最大600カセットの同時処理が可能です(*標準組織カセット300個収容可能なランダム・バスケット使用時)。