迅速凍結包埋システム
PrestoCHILL
プレストチル

良い結果を得るためには、最適準備が必要です。
最適な凍結切片の作成には、凍結包埋ブロックを均一かつ完全に凍結させることが重要です。凍結包埋ブロックは、薄切面が平坦で、切断面全体を使用することができる仕上がりが理想的です。また、薄切された凍結切片には氷晶、ナイフのライン、水滴等が存在しないものが望ましいです。
PrestoCHILLの処理速度と独自の手技によって、凍結包埋ブロック作成の簡易化・標準化を実現し、迅速凍結診断時の顕鏡結果に「FFPEスライドに迫る」形態の再現と手技の変革をもたらします。
術中迅速診断標本作成時はもちろん、研究分野における凍結切片作成時にも安全にご使用頂くことができます。

■凍結切片作成手順の再定義
　・凍結時間60秒（*脂質を含まない検体の場合）
　・超迅速凍結によってアーティファクトを除去し、氷晶の形成を予防
　・乳房、リンパ節等の脂質組織の薄切をより容易にし、繊細なハニカム構造の歪みを除去
　・凍結面をフラットに仕上げ、余分なトリミング時間を短縮し、貴重な検体のロスを削減
　・特許を持つ「フェイスダウン」包埋技法により、氷晶の発生を防ぐ
　・超低温環境が原因で発生する「過冷却」を引き起こすこと無く、圧縮アーティファクトの懸念を排除