骨・骨髄検体用自動固定・脱灰装置
DecalMATE
デカルメイト

細かな特徴を持つ骨組織検体の固定／脱灰処理に対して、それぞれの検体に応じたオーダーメイドのプロトコルの適用が可能な、固定／脱灰処理用の新しいツールです。
設定時間に応じた全自動運転による骨組織検体の固定／脱灰プロトコルにより診断品質の向上と処理結果の再現性を確保すると共に、従来手法に比べてより短時間でのオペレーションが可能です。オペレーターはソフトウェアの案内に従って、タッチスクリーンから直感的で簡単に装置の操作が可能です。DecalMATEは抵抗加熱、高分子化合物から生成された高い薬液耐性を持つ温度管理処理槽、温度と試薬濃度の均一化を図る内蔵型撹拌器を装備しています。

■最新の研究結果に基づき、理想的な脱灰処理を実現
主要パラメーターは検査前処理手順に対して大きな影響を与えるため、プロトコルの管理、最適化、自動化、文書化が求められます。
　・温度
　　固定及び脱灰手順における温度は20～55℃の範囲で設定することができ、行程の最適化が可能です。

　・撹拌子による撹拌
　　除去されてきたカルシウムイオンは検体の周辺に飽和されます。
　　継続的な撹拌を行うことで、一貫した脱灰試薬の骨検体表面に対する水流を確保し、脱灰手順の迅速化を図ります。